●確定拠出年金
▶「確定拠出年金」は、公的年金に上乗せして給付を受ける私的年金のひとつです。基礎年金、厚生年金保険と組み合わせることで、より豊かな老後生活を実現することが可能となります。
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確定拠出年金の仕組みは、掛金を定めて事業主や加入者が拠出し、加入者自らが運用し、掛金とその運用益との合計額をもとに給付額が決定されるというもので、事業主が実施する「企業型確定拠出年金」と、個人で加入する「個人型確定拠出年金(iDeCo)」があります。
「企業型確定拠出年金 」のメリット
1 事業主にとってのメリット
事業主が負担する掛け金は福利厚生費として全額損金として経費計上することが
できます。
2 個人にとってのメリット
所得税法施行令第64条で個人の所得ではないと認められているため、所得とはな
らず非課税で積み立てすることが出来ます。受取るまでは非課税(所得税、住民
税、社会保険料算定の対象とならない)
3 受取時のメリット
退職所得として分離課税で受給可能。(退職所得控除が適用される。)
60歳時に受給権を取得している場合、退職していなくても受取可能
3つの税制優遇措置「個人型確定拠出年金 (iDeCo
)」のメリット
①掛金が全額所得控除されます。
②運用益も非課税で再投資されます。
通常、金融商品の運用益には税金(源泉分離課税20.315%)がかかりますが、iDeCoの
運用益は非課税です。
③受け取るときも税制優遇措置があります
iDeCoの老齢給付金を一時金として受け取る場合は「退職所得控除」、年金として受け取る場合は「公的年金等控除」という大きな控除が受けられます。