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信託報酬とは? |
2010年09月26日
信託報酬とは保有している投資信託を管理するのに掛かる手数料のことです。一般的に保有金額の2~3%かかり、その値を365日で割った分が毎日引かれてい
きます。
例えば100万円分の投資信託を保有していて、その投資信託の信託報酬が年率2.0%の場合、次のような手数料が毎日掛かります。
100万円×0.02÷365=54.79円
つまり毎日約55円が取られているということです。もちろん投資信託なので100万円という価格は毎日変化するため、そのつど毎日取られる信託報酬の値も変
っていきます。つまり100万円が値下がりして90万円になった場合、
90万円×0.02÷365=49.31円
を毎日取られることになるのです。保有金額が大きくなればなるほど取られる信託報酬の値は大きくなります。
ちなみに、以前は信託報酬が高い投資信託が多かったですが、現在は1.0%を切るファンドが出てきています。(H22年9月26日現在最低信託報酬は0.07%)
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年金型生保の二重課税は違法。 |
2010年07月21日
平成22年7月6日、最高裁は遺族が年金形式で受けとる生命保険金は二重課税となり違法である判断しました。
生命保険商品の中には、被保険者が死亡した後、遺族が保険金を年金形式で受け取るタイプがあります。このタイプが年金型生保です。
このタイプの税金の扱いはどうなっているのかと言いますと、
①被保険者の死亡時に、年金を受け取る権利(年金受給権)の評価額が相続税(名義によっては、贈与税)の対象になります。
②その後毎年、支払われる年金は、所得税(雑所得)の対象となります。
したがって、①と②が同じお金に対して二度税金が課されており二重課税ではないかが問題となります。
そこで今回、最高裁は、「年金受給権にはすでに相続税が課せられており、分割で支払う年金の初年分に所得税を課すのは二重課税になり違法」との判決を下
しました。
<二重課税になるケース>
収入保障保険(特約)の保険金を年金で受け取っているケース、個人年金保険の年金受取期間中に被保険者が死亡して遺族が残りの期間を年金で受け取っている
ケース、こども保険の育英年金受け取っているケースなどが考えられます。
今後の国の対応はこれからですが、所得税を納めすぎている人がいますので、還付されることになると思います。
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熊本の教育費は?<大学編> |
2010年06月27日
前回の<高校編>に引き続き今回は<大学編>です。
入学金等 年間授業料
熊本大学
282,000円 535,800円
熊本県立大学
207,000円(県内生) 535,800円
414,000円(県外生)
崇城大学
22万円(工・情・生物) 125万円
22万円(芸) 130万円
40万円(薬) 180万円
尚絅大学
220,000円 80~98万円
尚絅短期大学
220,000円 80~85万円
熊本学園大学
220,000円 827,500円(初年度)
804000円(2年次以降)
九州東海大学
267,200円 1,145,000円(総合経営) 1,272,000円(産業・農)
九州ルーテル学院
200,000円 60万円
熊本保険科学大学
200,000円 130万円
(2009年度 各大学入試資料より抜粋)
次回は、<中学編>をやりたいと思います。
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熊本の教育費は?<高校編> |
2010年05月21日
子どもの教育費は、かなりの額と言う話をよく聞きますが、実際具体的にはいくらなのでしょうか。
私の住んでいる熊本では、こんな感じです。
入学金等 年間授業料
県立熊本高校 5650円 117,600円
マリスト学園高校 90,000円 307,200円
学園大学付属高校 100,000円 295,200円
九州学院高校 100,000円 303,600円
文徳高校 100,000円 276,000円
信愛女学院高校 143,000円 318,000円
東海大付属第二高校 140,000円 224,400円
(2008年度 各高校入学資料より抜粋)
やっぱり公立は私立の3分の1ぐらいなんですね。
次回は<大学編>をやりたいと思います。
PS:ソニー生命のNさん、ご協力ありがとうございました。
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日本振興銀行に行ってきました。 |
2010年04月08日
定期預金の金利が高くて有名な(1年定期0.6%、5年定期1.5%等インターネット取引の場合)日本振興銀行の熊本支店に知人2人と共に行ってきました。これま
でも元本割れのしない金融商品をご希望のお客様にはこの銀行を何度かご紹介したことがありました。そこで、自分もちょっと預金のついでに、いろいろ聞きた
いという思いもあったわけです。
ところが、その応対にかなりショックを受けました。
まず、店内に入りしばらくすると奥から、一人の男性が出てこられまして、「いらっしゃいませ」の言葉もなく、いきなり要件を聞いてこられました。こちらは
女性2人と男性1人(私)で全員私服でした。立ち話もなんなので、とりあえず、女性2人を椅子に座らせて、私は立っていました。その後結局もう一脚椅子が出さ
れることもなく私だけ20分ほど立って話すことになりました。ちなみに職員の方は座っていらっしゃいました。
さらに、話が始まるや否や自己紹介もなく(名札もされておらず)、いきなり「本日はいくらぐらい預金されますか」と言ってこられました。これもびっくり
したのですが、取り合えず、3人それぞれ予定額を言いました。するとすぐに、「免許証等の身分証明書を出してください」と言われました。さすがに、私が、
「ちょっと、まず商品説明をお願いできませんか」というと、「何をお知りになりたいですか」と聞かれました。私は、仕事柄商品内容と確認したい点があった
ので、問題ありませんでしたが、他の2人はあっけにとられていました。その後も私の質問に対して単発の解答が続き、結局20分後「考えて見ます」と言って店
を出ました。その後、他の2人はそのまま別の銀行で金融商品を購入および預金して帰りました。まあ当然と言えば当然の結果ですが・・・。日本振興銀行を紹
介した私の面目は丸つぶれでした。
たまたま、担当の職員さんが悪かったのかもしれませんが、今後、積極的にこの銀行をお客様に紹介することはないだろうなと思います。